焼なましと焼ならし
高周波焼なましと高周波焼ならしは、チューブおよびパイプの産業で幅広く採用されていて、ほぼすべての焼なまし作業に最適です。
高周波アニーリングとは
高周波アニーリングは、工程を経て加工硬化が生じた金属を加熱することにより、硬度を下げ、延性を高め、内部応力を除去する処理です。フルボディー・アニーリングは、被加工物全体をアニーリングする処理です。シーム・アニーリング(厳密に言えばシーム・ノルマライジング)は、溶接工程で発生した熱の影響を受けた部分のみを処理します。
主な利点
高周波アニーリング/ノルマライジングには、高速性、信頼性、局部加熱、正確な温度制御、容易なインライン統合といった利点があります。 ENRX のアニーリング・システムでは、制御システムで処理過程全体を継続的に監視・記録しながら、個々の被加工物をそれぞれの仕様に合わせて処理します。
主な用途
高周波アニーリング/ノルマライジングは、チューブ/パイプ業界において広く採用されています。また、ワイヤー、ストリップ、ナイフ・ブレード、銅チューブなどのアニーリングにも利用されています。高周波アニーリングは、事実上すべてのアニーリング作業に適しています。
対応製品
ENRX のアニーリング・システムは、お客様固有の要件に合わせて設計・製造されます。各システムの心臓部には、自動負荷整合機能を搭載したSinac誘導加熱装置を採用し、出力レベルにかかわらず力率を一定に保ちます。弊社アニーリング・システムのほとんどは、ハンドリングと制御を含めた特注ソリューションとして納入されています。